パターンファイルを使わずに、未知の不正プログラムも検知する 「Trend Micro Threat Management Solution(TM)」の新バージョンを発表:ニュースリリース - 2009/10/20 | 会社情報 : トレンドマイクロ(情報元のブックマーク数)

パターンではなく、ネットワークの挙動で検知する製品の新版を出したとのことです。

企業内ネットワークの疑わしい挙動を捉えることで、パターンファイルに頼らずに潜在的な脅威を可視化する、企業向けセキュリティソリューションの新バージョン「Trend Micro Threat Management Solution 2.5」(以下、TMS 2.5)を、2009年11月18日よりサービス提供開始します。新バージョンでは、緊急通知機能を追加し、不正プログラムのクリーンナップ機能を強化することで、各ユーザ企業のポリシーに応じた柔軟な運用を可能にしました。本ソリューションによる今後一年間の販売目標は3億円です。
Trend Micro Threat Management Solution」は、企業内ネットワークにおいて、不正プログラムが引き起こす疑わしい挙動を検知、分析し、レポートを提供する「Trend Micro Threat Discovery Suite」(以下、Threat Discovery Suite)と、感染活動の追跡調査による原因分析と復旧処理を行う「Trend Micro Threat Mitigation Suite」(以下、Threat Mitigation Suite)で構成されるセキュリティソリューションです。「Threat Discovery Suite」では、ネットワーク上に設置された監視センサーが24時間体制で企業内ネットワークを監視し、検知ログをリージョナルトレンドラボのスタッフが詳細に分析してユーザにレポートを提供します。また、「Threat Mitigation Suite」では、感染したクライアントの分析を行ったうえで復旧手順を自動作成し、不正プログラムの削除およびシステム改変の復旧を実施します。

プレスリリース | トレンドマイクロ

IPSを設置して分析してウイルスの動きを止めるタイプみたいです。レポートがしっかりしているのが良いねぇ。

■バージョン2.5からの主な新機能
・緊急通知機能: 
アウトブレークの危険性が高い不正プログラムなど、トレンドマイクロが「特に危険」と判断している不正プログラムの挙動を検知した際、トレンドマイクロからユーザ企業に迅速に通知します。
・クリーンナップ機能の強化:
トレンドラボのスタッフによる解析結果に基づいて、必要な駆除手段を提供します。トレンドマイクロの企業向けエンドポイントセキュリティ製品「Trend Micro ウイルスバスター コーポレートエディション」(バージョン7.3以上)と連携した駆除機能補完・強化のほか、ウイルスの解析に必要な情報を収集して自動的にトレンドマイクロに送信し、解析や緊急パターンファイルの作成(※7)を要請する機能を追加しました。ユーザのポリシーに適したクリーンナップ方法を柔軟に選択することが可能になり、感染復旧のユーザ負荷を軽減します。
ポータルサイトからのレポート提供:
トレンドラボにてログを分析した結果のレポートを、専用のポータルサイトからダウンロードできるようになります。また、ポータルサイトでは、脅威の種類別、グループ別、脅威を検知した端末別など、脅威の検知状況の概要をグラフィックデータにて提供します。
※7 緊急パターンファイル作成要請には、サービスチケットが必要です。

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産業機器や遠隔地の拠点向けらしいです。

ソリューションは不正プログラムを監視するネットワーク用アプライアンス(仮想化環境用ソフトもあり)と各種サービスで構成される。監視アプライアンスの価格は360万円、VMware環境で動作する仮想化環境向け監視ソフトが120万円、同分析・リポート用ソフトが98万円となる。
サービスの参考価格は、不正プログラムの分析・リポートの「Threat Management Services」が385万8000円(501〜1000ユーザーの場合)、感染活動の追跡調査と原因分析、復旧処理、解析担当者へ依頼チケットを18枚セットにした「Threat Management Services for Mitigator」が195万円となっている。
同社では製品を利用することで、旧OSやエージェントのインストールに制限のあるコンピュータ、産業用機器、遠隔地の拠点などでも未知の脅威を迅速にブロックできると説明している。

トレンドマイクロ、定義ファイル不要のマルウェア対策に最新版 - ITmedia エンタープライズ

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