進化するセキュリティ、そのベクトルはどこに向かうのか − @IT(情報元のブックマーク数)

掛け声メソッドでメールの誤配信を止める製品だそうだ。

NTTPCコミュニケーションズ Mail Luck! プロダクトオーナーの及川光氏は、電子メールの誤送信の原因として、「Bccに入れて送信すべきところを誤ってTo、CCで送信してしまう」「個人情報が入ったファイルを誤って送信してしまう」の2つを挙げた。

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 では、そのうっかりミスをどのように防ぐのか。NTTPCコミュニケーションズはまず、コンセプトから対策を考えたという。そのコンセプトとは、飲食店などでよく聞かれる「店長、1万円入ります」の掛け声だという。この方式では、発声することで本人の意識を高め、近くにいる人が確認でき、第三者の目でのチェックが入る。これを電子メールに応用したのがMail Luck! の誤送信防止の仕組みだ。

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送信者が承認するか、冗長が承認するか、どちらかを選択して再度冷静に見直しましょうみたい。

Mail Luck! において、誤送信防止の仕組みは2つ用意されている。1つは「送信者自身が承認する方法」と、もう1つは「上長や同僚を承認者として指名する方法」だ。どちらの方法でも添付ファイル付きのメールを送信すると、添付ファイルはMail Luck! のサーバに保留され、自分、もしくは指定した第三者の承認が降りるまでは、受信者は添付ファイルを開くことはできない。

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UTMの再定義・・・UTMでWAN最適化なんかも含めて、UTMじゃなくって総合ゲートウエイになろうとしている感じかな?

「UTMの再定義」というキーワードを掲げているのがフォーティネットだ。ASICを搭載した独自性の高い機器を提供するフォーティネットは、2009年4月に「FortiOS 4.0」を発表したばかりだ。従来も個別の機能を個別に追加し、UTMらしく多機能を実現していたが、OSをアップグレードし、それ自体に新機能を組み込むことにより、高速性と安定性を向上した。
FortiOS 4.0で追加された主な機能はWAN最適化やアプリケーション制御など。これらの機能は利用者からのニーズが高いもので、特に「コスト削減」に対するニーズへの回答だという。経済状況の悪化から、海外では回線のコストを削減し、WANの帯域を絞る企業も出てきているという。その前提として、WANに流れる通信の量を削減し、帯域を節約できる仕組みが必要だ。

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