単一ベンダーによるメリットは:ウイルスに備えて16年、三洋電機の取り組み - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

三洋電機トレンドマイクロの製品を16年も使い続けているとの事。

三洋電機ウイルス対策への取り組みは、1991年に情報機器事業部門がロンローインターナショナル(トレンドマイクロ創業時の社名)の対策を導入したことにさかのぼる。翌年2月には全社規模と対策を推進する「ウイルス対策委員会」を設置した。

 現在までに基幹ネットワーク「SWAN」から各種サーバ、クライアントに至るまで、全社規模でトレンドマイクロ製品を導入。2006年からはグループ全社の選定ベンダーをトレンドマイクロに統一した。グループウェアや持ち出し用PCも含めた幅広い用途に利用している。

ウイルスに備えて16年、三洋電機の取り組み - ITmedia エンタープライズ

確かに検知名が違うと本当に現場は困る。海外でSymantec、国内でTrendmicroを使っていたときにMS.BLASTの呼び名が違って困ったことがあるなぁ。、

トレンドマイクロ製品に統一する理由は、セキュリティ管理や社員向けサービスの内容をグループ全体で共有するためだという。「例えば、マルチベンダー環境なら検出したウイルスの名称がそれぞれに異なり、混乱を生じる。対策を共通化することで運用効率が高まり、ノウハウも活用できる」と林氏は話す。

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2003年の時点で脆弱性対策プログラムを社内に連絡していたとは、すごいなぁ・・・

あの後で、セキュリティ対策・パッチマネージメントをした会社の方が多かったと思うのに・・・

2003年8月に大流行したワーム「MSブラスト」の場合、同社では夏季休暇のタイミングと重なったが、事前に修正プログラム(MS03-026)の適用を全社に対して4回通知した。8月中旬のMSブラスト発生を受けて、電子メールとFAX、掲示板で社員に通達し、ネットワーク監視と対処マニュアルの作成、電話連絡による再通知などを行った。休暇明け後にはMS03-026未適用マシンのネットワーク接続を禁止し、感染拡大を防いだという。

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これはいい言葉、モラル面でも技術に依存し過ぎると、モラル低下が起こるし、ある程度のバランスが必要ってことですね。

「セキュリティ対策は、技術に頼りすぎないようにしつつも、人に依存しすぎないことも大切。このバランスをどのようにして確保するかが一番のテーマ」(林氏)としている。

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