規格や固定方法がいろいろある地震対策:ITpro

マシンルームの固定方法についての記事だが色々な固定規格があるんですよねぇ。

地震の多い日本では,ビルの耐震性はもちろん,ラックの耐震性も考慮する必要がある。ラックの耐震規格には,NEBS規格,NTT耐震規格,NTTファシリティーズの耐震試験規格など数種類ある。

単純に床と固定だけでなく、床に穴を開けてきちんと登録しないといけないですよね。

ただ,どんな場合でも単純にラックを床に固定すれば済むわけではない。例えばインテリジェント・ビルや,フリー・アドレスを取り入れている企業は要注意。「二重床の上床への固定はほとんど効果が見込めない。ビルの床スラブにしっかりと固定する必要がある」(仙石システム課長)。

ラックとラックの間隔ってのも重要らしいです。止めるだけでなく動く範囲も用意する必要有りって事か。これは気づいてなかった。

 「一世代前の免震装置では20cmの可動幅が主流。新潟県中越地震ではこの可動幅で足りなかったところもある」(日東工業の大口知弘営業本部IT開発営業部部長)という。

とりあえず数種の固定規格を勉強しましょうねw

NEBSは,旧・米ベル・コミュニケーションリサーチ(ベルコア)が策定した古くからある米国業界規格で,IEC(国際電気標準会議)規格という国際標準よりも,NEBS規格の方が浸透している。耐震強度はZONE0〜4の5段階がある。最高強度はZONE4だ。米国ベンダーの機器には,NEBS規格のどの耐震強度以上のラックが必要という環境条件が付いているため,NEBS規格は覚えておいた方がいいだろう。  一方,NTT耐震規格とNTTファシリティーズ耐震試験規格はどちらもNTTファシリティーズが策定したもので,後者の方が条件が厳しい。
 NTTファシリティーズ規格の耐震強度は5段階。最高が「R12」と表記するランクで,1200ガル(最大入力加速度)に対応することを指す。震度で表すと,耐震ビルの最上階に設置した場合には震度6強まで,上層階の場合は震度7まで耐えられるということになる。